コラムColumn
- 自分の骨盤をどう感じていますか?
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- 2013/05/10
- からだのしくみ
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こんにちは、稲田です。
骨盤は英語でPelvisといいますが、もともとのラテン語によるとお椀という意味があるそうです。
2つの寛骨と仙骨で構成された完結した輪っかになっているんですね。
そして、このお椀は前後・左右・上下にたわむようにして動きます。
チンパンジーの骨盤が平らで動かないのと対照的ですね。
(画像出典 『骨から見る生物の進化』)
ヒトの女性が出産する際に難産に苦しんだり、痛みを伴ったり、場合によったら母体の命にかかわることがあります。
チンパンジーや他のサルはそのような産みの苦しみがないそうです。
そこいらでスッポンと堕胎するって聞いたことがあるんですが、骨盤の構造と関係あるのかも知れません。(詳しい方は教えてください。^^)
そんな骨盤についてあなたはどんなイメージが浮かびますか?
自分の骨盤のことをどう感じているでしょう?
最近は骨盤といえば「ダイエット」みたいな宣伝がされているので、骨盤に興味を持つ方は多いですね。
また骨盤の歪みとか矯正という言葉も一般に認知されてきているので、ネガティブなイメージを持つ方も多いです。
けれども骨盤について正しく理解しているかというとちょっと疑わしいです。
そもそも何故骨盤のことを学ぶ必要があるのでしょうか?
骨盤をちゃんと使えているでしょうか?
何故現代の私たちは骨盤をあまり使わなくなったのでしょうか?
問いかけばっかりですが、こういうことを考えてみるということも大切な学びになるからなんですね。
答えを一方的に与えられるだけでは、深い気づきは起こらないですから。
自分の身体を通してまず感じてみること
情報の多い今の世に生きているだけにより自分自身の体感覚を磨くことって大切だと思います。
そして、骨盤の動きは股関節のボールの部分に当たる大腿骨頭と関連づけて理解することが肝要です。