コラムColumn
- 膝は進化におけるデザインの傑作です
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- 2013/10/02
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
膝は体の中で最も長い骨の間にある関節です。
それにもかかわらず、膝は安定性と機動性という2つの機能を満たす必要があるんです。
直立姿勢で立つと、正常なアライメントでは膝から上の全体重がかかり、アライメントが悪いとより多くの負荷がかかることになります。
ジャンプすると体重の4倍、ジョギングで4〜6倍、バレーダンサーがジャンプして着地すると体重の20倍の負荷がかかるそうです。
このような負荷に対して、しっかりと支えつつ、膝は座る立つ・走る・しゃがむといった動作ができるような柔軟性もそなわっているんですね。
一体このような相反する機能をうまくこなすために、膝のデザインにはどんな秘密があるんでしょうね。
それをこれから紐解いていきましょう。
あっ、でも答えをこれこれこうですよ、と与えられるだけだと学びが薄いですから、あなたも一緒に考えてみて下さいね。
といっても、ヒントぐらいないと考えられないかもしれないので以下にいくつか挙げてみますね。
・Jointとしての大きさはどうでしょう?
・関節面はどんな形をしてるでしょう?
・関節の中に何がありますか?
・関節の周囲には何があるでしょう?
・関節内の運動はどんなしくみかな?
フランクリンメソッドでは、自分で考え、自分の身体で体現することを大切にしています。膝のデザインを理解することは、より良い動きを導くためにきっと役にたちますよ。