コラムColumn
- 触って感じて当てましょう〜♪
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- 2013/10/28
- 見立てのスキル
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こんにちは、稲田です。
触察法ってご存知ですか?
文字通り触って察する、手で触れて指先の感覚を研ぎ澄まして感じるわけですね。
セラピストさんや施術の仕事をされている方にとっては、触察のスキルが甘いと正しい評価をしたり、的確で効果的な施術を行うことはできませんよね。
この触察法は、頭の中に多くの情報があるだけでもダメだし、実践あるのみとただ漫然と触るばかりでもうまくなりません。
正確な身体マップを脳にイメージできることと、実際に手で触る感覚がピタッと統合できると、「わかる〜」っていう感覚が得られるんですね。
大事なことは、感性を磨くこと、指先で感じようとこころがけることです。
僕はこれをイメジェリー力(りょくです、か、ではない)って呼んでます。(^_^)v
ブルース・リーの名言に
Don't think FEEL!!!
「考えるんじゃない、感じるんだー」っていうのがありますね。
えっ知らない?
知らない人はこちらの動画をどうぞ。
『燃えよドラゴン』の一場面です。
この感性を磨くことは、身体の機能の変化をつかむ「診断力」に直結するのでとっても大事なんですよ〜。
で、よくよく考えてみれば、人の体に触らせていただいてお金をいただくお仕事ってそうはないですよね。
美容師さんは基本、髪の毛だけだし、風俗嬢は触るというより触られるほうだし(←アホ)、僕らのような治療家やセラピストさん、医師などは特別なんですよ。
電車に乗っててご婦人のヒップに計らずも触れてしまったら、下手すりゃお縄ですよ。((>д<))
だからこそ、触るということにもっと謙虚に、やさしさと同時に的確さが必要なんだと思います。
すりすり。どうあたしの触察、上手でしょ。
う・・うん、まあな
体のしくみを学ぶためには、動きを体感するということが1番の近道です。
ただ、自分以外の相手の体の状態を把握するためには、触察のスキルを知っておくと役にたちますよ。
僕は治療家なので、まず患者さんの身体がどういう状態かを検査してから施術にはいるのですね。
その際に筋の状態、骨の位置・関節の状態がわかるためには、触って調べるわけです。
触察法によって、イメージを描くことに長けてくると、単に触った所が硬いか柔らかいか以上の情報が入力されます。
そうすると、より高い意識レベルで施術を行えるので、より深い治療効果が期待できるんですね。
このあたりになると、潜在意識だとか量子物理学的な世界の話になっちゃうので置いときましょう。