コラムColumn
- 片脚を上げたときに骨盤に何が起こるのでしょうか?
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- 2014/02/17
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
片脚を上に上げたときに、骨盤に何が起こるでしょうか?
その動きの中で、体はどのように安定を保たせているのでしょうか?
二足歩行をする人間の歩行が効率的であるためには、いくつかの神さまの仕組んだしくみがあるんですね。
なるべく側方や垂直方向にぶれないように、前へ伸びる真っ直ぐな軌道上を、体の重心が移動することができるよう作られています。
とはいっても、二本の脚だけでどのようにするんでしょうね〜。
一本の脚を前に振り出しただけでは、長さが足りないので地面に足が届きませんね。
脚を長くするためには、あることをする必要があります。
そうですね。
そのあることが骨盤内で起こっているから、うまく脚を運ぶことができるんですね。
じゃあ安定性は?
片脚で立ったときにぐらぐらするようでは、効率的な歩行はできませんね。
この時も骨盤を安定させるしくみが、動きの中で起こっているんです。
何かが安定しているときは、力のバランスがとれています。
手のひらの上に棒を立てて、バランスをとろうとすると、普通は多少の動きが出ますね。
上手な人になると、見た目上では動きがないようにバランスをとることができます。
僕らのような下手なものは、もし見た目上で静止させようとすれば、もう一方の手で支えてないとできません。
これは、余計な力が必要だということですね。
目に見える動きのなさ(静止状態)は、単純にそのときバランスがとれているという意味です。
そこに動きがないことを意味しているわけではありません。
片脚を上げてピタッっと静止するときも、安定させるための動きが骨盤内で起こっているんです。
そういえば、鳥の仲間なんかではよく片脚で立ったままじっとしているのがいますよね。
フラミンゴなんかそうですよね。
両脚で立ったままずーと動かない鳥もいますよ。
高知県の県立のいち動物公園に行ったときに「ハシビロコウ」というのがいました。
えさの魚が水面まで上がってくるまで、何時間もじーっと動かないで立ってるんですよ。
僕が見てたときも30分は動かなかったですね。
あんな細い脚で、彼らの体のしくみはどうなってるんでしょうねー。