コラムColumn
- 簡単な動きの評価のしかたがあるよ
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- 2014/05/01
- 見立てのスキル
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こんにちは、稲田です。
ヨガやピラティスのインストラクターの方たちとお話していて気づいたことがあるんですよ。
ヨガやピラティスを受けようという生徒さん、クライアントさんは、身体の痛みや不調を抱えている方が多いんだなって。
そして、そんな方をなんとか楽にしてあげたいと、一生懸命に身体のしくみについて学びに来られるんですね。
すごいですね。
からだ道場では、身体の部位別にテーマを掲げて、本来どのように動くようにできているのか、そのデザインと動くしくみをお伝えしています。
人体の正常な構造と機能について、解剖学的イメジェリーやメタファーを使ってわかりやすく、そして変化を体感してもらいながら必要な知識を得られるようにしています。
ただ、多くの方は間違った身体の使い方をしてきたため、その結果、痛みや不調を感じてしまうんですね。
インストラクターの方は、その痛みの構造的な原因や、不調を引き起こす身体の歪みをきちっと評価したい!
という欲求が強いし、評価ができて自信をもって指導したい!と願われています。
もしかすると、あなたもそうじゃないでしょうか?
基本的に、身体の診察や評価は、医者やコ・メディカルの医療従事者が行います。
でも、日常で誰でも簡単に行える評価のしかたがあるんですよ。
それは、左右の可動域の違いを比べるということ。
なーんだ、って思いました?
これ結構使えるんですよ。
動診という言い方もするんですが、左右の首の回旋、腕の挙がり具合、体幹の前屈と後屈などをみてどちらがやりやすいか、つっぱりやひっかかりがないかを調べるんです。
つまり、これが現状の評価になるわけですね。
それぞれのピラティスセッションやヨガのアーサナをした後、もう一度同じ動作をやってみて、どんな変化があったかなかったかをみるわけです。
身体のバランスが戻っていれば、動きが良くなり、左右が平均化しているはずですね。
評価をあまりむずかしく考えずに、可動域や動いたときの感覚を指標にするといいですよ。(^-^)/
あれ?左が向きにくいぞ〜