コラムColumn
- よい呼吸って何でしょうか?
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- 2014/07/05
- からだの使い方
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クライアントさんへの呼吸のはたらきかけのひとつは、「呼吸のやり方」を教えることですね。
呼吸法という呼び名で様々なやり方が提唱されてきました。
ヨガの呼吸法、ダンスの呼吸法、武道の呼吸法など、いろんなやり方がありますね。
ちょっと前に流行った、ロングブレスダイエットみたいな、目的が違うものもありましたが。(^▽^;)
ここで、どの呼吸法がいいとか悪いとかいうお話をするわけではありません。
正しく行えば、それぞれのやり方でそれなりに効果があると思います。
問題は、やり方を教われば、それで呼吸の機能が良くなるのかということなんです。
たとえば、姿勢が崩れた猫背の状態で腹式呼吸を行っても、呼吸のはたらきは良くなりません。
また、正しいとされる方法、たとえばピラティスなんかで体幹を固定した状態で行う呼吸のしかたも呼吸機能の改善にはなりません。
何でか?
それは、本来の呼吸のしくみに反しているからです。
どんな呼吸法であっても、身体に本来備わっている呼吸のしくみを妨げるやり方であるなら、よい呼吸とは言えないんです。
今、よい呼吸って言いましたね。
そもそも、よい呼吸ってどんなものなんでしょうね。
あなたも毎日やっていることですから、わかっていますよね。
1日で約17000〜20000回、一生だと平均すると5億回以上することになるんですから。
えっ、なになに?
深い呼吸をすることですか?
お腹に空気が入ることですか?
合ってるかどうかは別として、そうやって考えてみること大事ですね。
たいていの人は、自分がいつもやっているにもかかわらず、呼吸のしくみをクリアに理解してはいませんね。
よい呼吸を知ることがなぜ大切なのか?
よい呼吸をすると、どんなことがもたらされるのか?
このあたりが明確になると、呼吸法を教えたり、また学んだりする時により興味をもって関われそうですね。
次回は、よい呼吸が何をもたらすかについて、もう少しつっこんだお話を書いてみます。
はい、みなさん吸って〜
吸うときはお腹に空気をいれるのよー