コラムColumn
- 大腰筋ウォークしてみる?
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- 2014/08/04
- からだの使い方
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こんにちは、稲田です。
前回の雨乞いダンスが効きすぎて、西日本はえらい豪雨に見舞われました。
四国地方の方は大丈夫だったでしょうか?
そんなわけで日曜日は山登りの計画でしたが、中止してたまっていた本を読み流して過ごしました。
その中に、歩行に関係することを書いた本が2冊ありました。
一つは超駄作でだめだこりゃという内容。
もう一冊は、書いてる内容が全体的に納得できるし、一般向けに分かりやすく説明されていました。
どちらの著者も、TVなどのマスコミに取り上げられているようで、それなりに売れていたようなんです。
この違いはなんなんでしょうねー。
駄作の方は、気ぃー悪いので名前は出しませんが、姿勢や歩行に関する認識が旧態以前の考えです。
つまり、外側から形を意識して修正し、歩くときも無駄に力を使わせてエクササイズぽくさせるやり方ね。
そうやって歩けば、腰痛が治るとおっしゃいますが、エクササイズと割り切れば別にいいんですが・・・
好感のもてる方の本は、こちらです。
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」
副題に、知るだけで体が改善する「4つの意識」、とありますね。この知るということは、大切なんですよね。
本来、身体はどのようにデザインされているのか?
骨はどんな形をしているのか?
筋肉はどこにどう付いていて、内臓はどんな形でどこにあるのか?
自分の身体のことについて、このような基本的な知識があるのとないのとでは、自分のしている動きが全く変わってくるんです。
この本の第4章で、脚はどこから生えているの?という問いかけがありました。
なかなかいい質問ですよねー。
一般の方は、たいてい脚は太ももの付け根や股関節あたりだと思っていますよね。
違うんです。
正解は鳩尾(みぞおち)の少し下あたりなんですね。
ちょうど胸椎の12番あたりです。
なぜそうなのか?
勘のいい人なら、ああ、あの筋肉が関係あるんじゃないかと思ったかもしれませんね。
そう、大腰筋(だいようきん)のことです。
脚が背骨から大腰筋を介してぶら下がっているとイメージしてみてください。身体の感覚が違って感じられませんか?
ついでに、みぞおちから脚がスイングするとイメージして歩いてみましょう。
大腰筋を意識しにくい場合は、みぞおちの下と大腿骨の小転子(しょうてんし)と呼ぶところにそれぞれ手を添えてみてください。
そこにある大腰筋が短くなったり長くなったりするのをイメージして感じてみるといいですよ。
大腰筋が脚の一部だと感じて歩く大腰筋ウォークが自然とできるようになると、身体の中心軸が整って、姿勢もよくなり、颯爽とした歩き姿に変わってきます。
歩くことがとってもいいエクササイズになり(無理して動かす歩き方じゃなくてね)
気分や心理状態も穏やかになっていきます。いつもやっている歩き方と比較してみると、その違いにびっくりするかもしれませんよ。
おまえ、大腰筋どこかわかってるかー
えーっと、確かおへそのあたりだったと思うけど
あほか、おまえへそないやんけ