コラムColumn
- 胸郭の動きと横隔膜のワーク(雨乞いダンス)
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- 2014/08/01
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
今日も暑いです。雨降ってほしいですね。
京都は36度ですよ。
夏まっただ中ですよね。
うわああっ、海に行きたい、山にも行きたい、川下りもした〜い!!\(゜□゜)/
はぁはぁ、すいません、ちょっと取り乱してしまいました。
ちょっと呼吸を整えてと。
あっそうでした、呼吸の続きのお話でしたね。^^
横隔膜が動いたら次は何が起こるのでしょうか?
そうです、胸骨や肋骨などの胸郭が動くんですよね。
肋骨は、人体のなかで最もやわらかい骨でよくしなります。
胸骨は、3つのパートに分かれていて、胸骨丙・胸骨体・剣状突起といいいます。
それぞれに胸骨丙結合・胸骨剣結合という関節をつくりますよ。
胸骨の動きは屈曲—伸展、回旋の動きができるんですね。
背骨と一緒ににカップルで動くんですよ。
なんせ、肋骨が背骨と胸骨につながっていて、鳥かごのような形をしているんですから。
実際、胸郭のことをリブケージ(肋骨でできたカゴ)といいます。
かごは動かないものというイメージがありますが、リブケージは上下左右回旋ねじれとよく動くようにできています。
横隔膜が下にさがると、胸骨につながる下部の肋骨は上に持ち上がります。
赤い線とエリアが息を吸った時の横隔膜と胸郭の動きの範囲です。
紫の線とエリアが息を吐いた時の範囲ね。
そして、下部肋骨は、鷲が羽をゆっくり上に動かす時のように動くんですね。
この動きは上部の肋骨にいくに従って、体の側面から前面に向かってグラデーションをつけながら螺旋状に向きを変えていくんです。
そして、第一肋骨に至っては、前方に持ち上がるんです。
ちょうど井戸の取っ手のようなので、ポンプハンドルの動きっていいますね。
下部肋骨はバケツの柄の動きにたとえられますよ。
肋骨のひとつひとつの動きも、スパイラルの動きがあって、ほんとにうまくデザインされているんです。
このあたりのことは、文章ではなかなか説明しにくいので、秋以降に呼吸のテーマでワークショップをやるので、是非体験してみてください。
今日は、横隔膜を使えるようにするためのワークをひとつご紹介しますね。
では、「あっ」っていう声を出してください。
できるだけお腹から声をだすようにね。
そして両腕を胸の前に構えて、前方に向けて勢いよく突き出します。
こんな感じね。
その時に同時に「あっ」という声を出してみましょう。
どうですか?どんな声がでましたか?
かえるの〜う〜た〜が〜、きこえて〜く〜る〜よ〜
ゲッ、ゲッ、グエッ、ガッみたいな声が出てきましたか?
そんな音が聞こえてきたなら大成功ですよ。
横隔膜が震動している証拠です。
こうやって横隔膜を活性化してあげると、呼吸がしやすくなりますよ。
この夏は、家族みんなで横隔膜を使った合唱を楽しんでみてはいかがでしょうか?^^
それではまた
いや〜、やっとぼくの出番がきたなー
ええ感じに震動してるでしょ