コラムColumn
- 腕と肩をタッセルに見立ててみましょう!
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- 2013/09/11
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
フランクリンメソッドではイメジェリーを使ったワークがたくさんあります。
その中の、肩のイメジェリーをご紹介しましょう。
タッセル(Tassel)って知っていますか?
組み紐を、束ねた糸の一方を緒として、もう一方の端を束ねた糸に吊り下げて作った装飾品のことです。
衣服やカーテンの縁などに使われていますね。
腕・肩甲骨・鎖骨が胸骨からぶら下がって揺れているタッセルだとイメージしてみて下さい。
右手で左にある鎖骨を内側にたどっていくと、胸骨のところでつながっていますよね。
ここが胸鎖関節(きょうさかんせつ)です。
腕を上げるか、肩をすくませるとここが動くのがわかるでしょうか?
この胸鎖関節のところから鎖骨、肩甲骨とつながり、さらに上肢がぶら下がるんですね。
この上肢と肩甲帯をタッセルに見立ててぶら下げ、前後にスイングさせてみましょう。力を抜いてぶらんぶらんと揺れてみます。
メトロノームの動きのようなカッチンカッチンという動きじゃないですよ。
スイングする感じで揺れてくださいね。
何度かやってから左右の肩の柔軟性、バランス、リラックスの度合いを比較してみましょう。
変化を感じられたでしょうか?
この感覚を体感できるようになると、腕は肩甲骨にぶら下がり、肩甲骨は鎖骨にぶら下がり、鎖骨は胸骨に支えられているのがわかります。
さらには、胸骨は肋骨に支えられ、肋骨は背骨に支えられ、背骨は骨盤に支えられ、骨盤は脚と足に支えられ、足は床に支えられています。
もっというと、床は地面に支えられ、この地面は日本という大地が支え、日本の大地は地球が支えているんですよねー。(・ω・)/
手から足まですべての骨は地球に支えられているんです。
ありがとう、地球さん!
重力があるから僕らはうまく身体を支え、動かすことができるんです。
でも、その重力に逆らうようなことしてませんか?
肩や腕は重力にしたがってぶら下げておけばいいのに、わざわざ首から引っ張り上げて無駄な抵抗をしていませんか?