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自律神経失調で起こりやすい!頭部内うつ熱とは
  • 2023/09/05
  • からだのしくみ

現代人は頭に熱がこもりやすい

頭の中に熱がこもってうっ滞している状態を、頭部内熱とか頭部内うつ熱といいます。

この言葉をはじめて聞かれる方がほとんどだと思いますが、自律神経失調症をはじめ不定愁訴といわれる心身の不調状態の根本原因の一つになっていると考えられます。

実際、この頭部内に熱がこもって不調を訴える方は最近は非常に多いのですね。

現代のようなITの発達した高度情報社会に生きる私たちは、社会構造や生活環境から大きな影響を受けています。

言い換えると、頭部に熱がうっ滞しやすい環境の中に私たちは生きているわけです。

これは車のエンジンがオーバーヒートして煙をあげている状態に近いです。


「うつ熱」って何ですか?

よく風邪を引いたり、何かの細菌に感染すると体温が上がりますね。

これは体の免疫力がはたらいた「発熱」という状態です。

発熱しても体のしくみが正常に機能していれば、適切な段階で熱は下がっていくものです。

これに対して「うつ熱」というのは、体の体温調節がおかしくなって適切な体温を維持する働きがうまくできなくなり熱が内にこもった状態をいいます。

たとえば、風邪で発熱をしても汗をだして熱を下げる体温調節ができれば「うつ熱」状態は起こりません。

しかし、体温調節がうまくいかないと、筋肉や関節に発散できなかった熱がこもって「うつ熱」状態になってしまうのです。

こうなると、筋肉痛やだるさ、関節の痛みなどといった症状として現れるので、一度くらいは経験されたことがあるかもしれませんね。

夏場に起こりやすい熱中症も、体温調節がうまくいかなくなって「うつ熱」状態が急速に非常に強くなったものといえます。

とくに熱中症の場合は、水分・ミネラルの摂取不足や運動不足、発汗による気化熱がうまく排出できないなどによって体に熱がたまってしまうのですね。



「頭部内のうつ熱」と全身のうつ熱とは何が違うの?

頭部内で発生した「うつ熱」は、頭部内熱とか頭部内うつ熱と呼びますが、これは体の他の部分で発生した「うつ熱」とは区別して考えます。

その理由は、頭部内に熱がこもると、体をコントロールしている脳に与える影響が非常に大きくなり、心身のさまざまな問題を引き起こしてしまうからです。

また、細菌やウイルスのようなはっきりした単一の原因で起こるのではなく、頭部内熱を引き起こす原因は非常に多岐にわたることです。

頭部のうつ熱はなぜ起こるか

脳は体の内外の状況を五感(視覚・聴覚・平衡覚・味覚・嗅覚)で感知し、その感知した情報を元に体を動かしたりコントロールしたりしています。

この入ってくる情報と出力の仕組みがうまく循環していると、心身はほぼ正常に機能している状態と言えます。

しかし、自律神経の乱れやすい現代社会の生活では、この入ってくる入力情報が正しく入力されなかったり、逆に過剰に入力されてしまうということが非常に多く見受けられます。

先の熱中症を例にすると、高齢の方が熱中症になりやすいのは、外気の温度を感知する能力の低下があることが一因だと考えられます。

また若い人の場合だと、スマホなどの機器の過剰な使用などで視覚を酷使しすぎて、目から入る入力路に異常をきたしている例も非常に多いです。



このような脳の入力と出力のバランスが崩れると、脳は疲弊し、結果として「頭部内うつ熱」が生じるのです。

脳は肉体だけでなく、思考や感情という目に見えないからだとしてのエネルギー的な部分にも影響を与えます。

怪我をしたことや内臓の機能異常といった肉体の問題、頭の使いすぎといった思考の問題、感情レベルの問題などは「頭部内うつ熱」と因果関係があることが臨床上は多くあるのです。

頭部内うつ熱で起こる症状

自律神経失調やストレスによる不調と考えられている心身の不調は沢山あります。

その中でも多くのケースで「頭部内うつ熱」が生じていると考えられます。

* 頭痛 めまい 立ちくらみ 耳鳴り 難聴 メニエール 不眠症
* 不安症 パニック障害 慢性疲労症候群 うつ
* 多汗症 更年期症状 胃腸障害 便通異常 アレルギー症状
* イライラ・のぼせ ドライアイ 眼精疲労 健忘症 蓄膿症 などなど



自律神経のバランス調整には頭部内うつ熱をとることが大切です

自律神経失調症というと、病院で原因がわからない症状に名付けられることがよくありますね。

検査をして異常が見つからないとドクターから「自律神経の問題ですね」と言われることがあるようです。

でも、じゃあどうやって改善していけばいいのかというと、明確な道のりを示してくれる医療機関は案外少ないように思います。

とりあえず症状を抑えるお薬を処方されるけれど、なかなか良くならないので鍼灸や整体、また漢方などに救いを求める方がとても多いからです。

頭部のうつ熱を取るためには、その発生機序をしっかりと鑑別できることが必要です。

自律神経の乱れが原因だと思われたり、なかなか良くならない不定愁訴でお困りなら、西洋医学や肉体だけへのアプローチとは違った方法で体を診てもらうと意外な原因がわかり改善にいたることがあります。

頭部うつ熱があるとチャクラもずれている!?

からだ道場【猫の穴】の臨床では、見えるからだと見えないからだの両方にアプローチするためにいくつかの方法を取り入れています。

そのベースになるのが、「チャクラ」といわれる見えるからだと見えないからだをつないでいるエネルギーの出入り口のずれを整えることです。

このずれている「チャクラ」を体の中心に戻すことができるのが、最新の音響振動を使ったイーマ・サウンドバイオチューニングというセラピーで、体のバランスを整え自律神経の乱れを本来あるべき状態へと整えていくことができます。

原因がわからず頭のモヤモヤや頭鳴りなど自律神経の不調でお困りなら、見えないからだを含めた原因をしっかりと鑑別してもらえるセラピーを受けてみるという選択もありかもしれませんね。


 

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