コラムColumn
- 首を回すときにはこの靭帯が働いてるんだ
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- 2013/08/23
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
首の動きつくる要素として、関節面にフォーカスして見てきました。
今日は靭帯を通して動きをみてみましょう。
ちょっと聞き慣れない名前が出てきますよ。
頭を左右に回旋させるときの重要な靭帯が2つあります。
ひとつが「環椎横靭帯(かんついおうじんたい)」で、もうひとつが「翼状靭帯(よくじょうじんたい)」です。
環椎横靭帯は軸椎の後ろ側をサポートしながら、環椎が軸椎の歯突起の周りを回旋するのを誘導しています。
頭を回旋するたびに、乾布まさつしているように、歯突起磨いている布だとイメージできますね。(^∇^)
翼状靭帯は軸椎の歯突起から、後頭骨にななめ上に走る2本の靭帯です。頭を左に回旋させると、環椎と後頭骨は左に回り、軸椎は相対的に右にカウンターローテーションします。
そうすると、歯突起に付いている左側の翼状靭帯がゆるみ、右側のほうがテンションが強くなります。
このテンションが強くなった結果、頭は左に回りながら、右側に傾くんですね。
背骨の動きの中でも、頚椎の1番・2番は特殊な動きをするので、理解しにくい部分なんですね。
実は歩行の際にもこの動きが関係してるので大事なんですよ。