コラムColumn
- 肩ってどこにあるんだっけ?
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- 2013/08/30
- からだのしくみ
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こんにちは、稲田です。
人が肩に痛みを感じたり、凝りを感じたりした時、どうすることが多いでしょうか?
ちょっと考えてみてくださいね。
多くの人は湿布を貼ったり、マッサージしてもらったり、お風呂につかったり、僕らのような整体や鍼の治療をしてもらいに行ったり、ストレッチをしたりということをしますね。
これらに共通することは何だと思いますか?
そうですね、すべて事がおこってから対処しようとしていることです。
症状に対して反応的にアプローチすることも、もちろん必要なことがあります。
ですが、もっとより良い肩の状態を作り維持することはできないでしょうか?
そのために、肩を構成する部位のデザインとはたらきを正しく理解しておくことは役に立ちます。
ふーん、どうかちらねー
「肩」と普通にいっていますが、そもそも「肩」ってどこからどこを指すのでしょう。
腕の骨と胸郭はどこでつながっているのでしょうか?
胸郭は上半身の胸椎と肋骨・胸骨などで囲まれた一連の構造体を指しています。
「肩」も上腕骨・肩甲骨・鎖骨によって構成される肩関節複合体のことを指し「肩帯」という言い方をする場合もあります。
ちょうど股関節と腸骨・仙骨・下部腰椎を含めて骨盤帯というのと同じですね。
肩帯そして上腕・前腕・手という一連の構造が上肢帯ですね。
この上肢帯、肩帯を体からとりはずしたらどんな姿になるでしょうか。
これだとアザラシやセイウチと変わらないですよね。
おいちょっと兄ちゃん、一緒にせんといてんかー
そして肩帯が付くとこんな感じに。
さらに上肢がぶら下がってくるんですね。
基本的なイメージはこんな感じですが、何か新しい発見・気づきがあれば幸いです。(^-^)/