コラムColumn
- 踵骨の動きはいろんなメタファー使えるね
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- 2013/11/18
- イメージとからだ
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こんにちは、稲田です。
踵の骨のことを踵骨(しょうこつ)といいます。
今日は、踵骨の動きをみてみましょう。
足が地面に付いている時は、踵は比較的固定されていますね。
なので、回外・回内の動きは主に距骨でおこります。
踵骨ではある程度の外反・内反の動きがおこりますが、その他はカウンターの動きになるんです。
ところで、回内—回外って覚えてますか?
3つの軸の動き、外反—外転—背屈が複合した動きが「回内」です。
内反—内転—底屈が複合した動きが「回外」でしたね。
へっ、そーなんすか?
脚を屈曲していくと、踵骨は外反します。
これは、ボートやカヤックの上部(デッキ)が内側に倒れ、底(キール)が外側に動くようすに喩えられます。
反対に、脚を伸ばしていくと、底が内側を向いて、デッキ部が外側に動きます。
そして、水平面では屈曲する時に踵骨の前面が外側に振れ、伸展する時に内側に振れます。ちょうど、車のフロントガラスのワイパーが左右に振れるように地面に対して水平に動きます。
ボートの喩えだと、屈曲すると船首が外を向き、伸展すると船首が内を向くんですね。
そして、もう一つは矢状面での動きです。
背屈—底屈ですね。
脚を曲げると、踵骨の前が持ち上がり(背屈)ボートの船首が波で持ち上がるかんじです。
相対的にボートの後方は下がりますね。脚を曲げていく時、踵がバターだと思ってみてください。
バターが溶けていって、下にさがっていくとイメージすると、どんなかんじがしますか?
反対に脚を伸ばしていく時には、ボートの船首が下がります。
ボートの後方は上がってきますね。
脚を伸ばす時に、踵をジャッキで持ち上げられるとイメージするとどんなかんじがしますか?
左右の踵骨が同じように動いているかに意識を向けてみましょう。
脚の曲げやすさ、スクワットの動作に変化があるかもしれませんね。
イメージェリーを使うと、体に変化を起こすことができますが、実際の動きはとても小さな動きです。
でも、イメージする時は、あえておおげさに動かしたり、五感を使って自由に動かしていいんですよ。
その方が、体はより変化するように反応してくれますよ。