コラムColumn
- 距骨下関節を知っていますか?
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- 2013/11/16
- からだのしくみ
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こんにちは、稲田です。
距骨下関節って知ってますか?
「きょこつかかんせつ」ってちょっと舌をかみそうな名前ですね。
この距骨下関節って何のためにあるんでしょうねー?
足首に下腿を繋ぐ関節があるから、1つでいいじゃないですか。
なぜ足首に2つも関節があるんでしょうか?
ヒトは直立二足歩行しますよね。
だから、直立姿勢を保てるかどうかはたいへん重要なんです。
もし、足の前の部分に何か問題があったり、踵の部分に問題が起こったとしたら、どうでしょう。
足首に距骨下関節がなかったら、直立を保つことができなくなりますね。
もうひとつは、足を3次元の面をひねったり戻したりして、力を蓄え次の動作のために解放したりできるんですね。
では、距骨下関節のデザインをみてみましょう。
距骨下関節は、踵骨と距骨の後方・中央、そして前方に舟状骨との3つの関節面をもっています。
後方にある踵骨との関節面は凹んでいて、中央の関節面は平坦かやや出っ張っています。
前方にある舟状骨(しゅうじょうこつ)との関節面は凸になっています。
この形があることで、距骨はねじ巻を巻くように、8の字のスパイラルを描いて動くことができるんですね。