コラムColumn
- 言葉とイメージそして体験を繋げよう!
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- 2015/05/08
- コラム
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こんにちは、稲田です。
イメージを用い、イメジェリーを使って動きを変える。
イメージを描くことの大切さを、このコラムでは再三書かせていただいています。
ところで、何かをイメージする時に、言葉なしにいきなりイメージすることは可能でしょうか?
たとえばバナナをイメージしようとしたら、その前段階で言葉の力が有効に活用されているのです。
ん?ちょっと何言ってるかわからないよ!って方はぜひ最後までお読みください。
本来の言葉の力を使えていますか?
言霊(ことだま)という言葉を、誰しも一度くらいは聞いたことがあるでしょう。
特に日本は「言霊の幸(さき)わう国」と歌に詠まれるくらいですから、言葉についての深い歴史的背景をもっています。
また、西洋においても、新約聖書のヨハネ福音書の中に有名な一節がありますね。
「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。」
言葉は神であったんですねー。
突き詰めていくと、言葉が世界を創るともいえそうですね。
言葉は、当然ながらコミュニケーションの道具でもあります。
他者に対してのコミュニケーション、そしてまた自分に対してのコミュニケーションです。
そういう意味で、言葉の使い方を研究するということは、より良いコミュニケーションを培うことにもなるし、より良いイメージを作ることにもつながる気がしています。
言葉は母国語であれば、おそらく誰もが苦も無く話せることでしょう。
誰もが苦も無く、歩いたり座ったり呼吸したりできるのと同じようにね。
ただし、本来の言葉の力に立ち返ったコミュニケーションができているかどうかはまた別の話です。
これは、本来の身体のしくみとはたらきに則って動けているかどうかとは別なのと同じです。
言葉とイメージの関係
言葉とイメージとの関連で例をあげてみましょう。
あなたは、リンゴというものを見たことも食べたこともないとしてください。
(時代設定として、現代のようなインターネットもなく自由に遠方の作物も手に入らなかった時代に生きているとしてください。)
誰かがあなたに一生懸命にリンゴの説明をしてくれました。
これは食べ物でね、色が赤くて、大きさは大人の拳より少し大きくて、皮をむくと薄い黄色でね、食べると甘くて少し酸っぱくて、サクサクした食感でとってもおいしいんですよ。
こんな風に言葉で説明されたとして、
さて、どこまであなたはそのリンゴのことを理解できるでしょうか?
リンゴを見たことも食べたこともないのに、リンゴの知識だけ与えられたという状態ですね。
もし、頭の中でその説明を理解できなかったならば、食べ物のイメージが湧かずに食べることを拒否するかもしれません。
そうすると、いつまでたってもリンゴの事を理解することはありませんね。
また、言葉による説明によって理解し、食べて美味しい果物なんだというイメージが作られるケースもあります。
頭での理解と体験を繋げる
また、もし目の前に初めて見るリンゴというものを一個黙って差し出されたとして、そのリンゴを触ったり匂いを嗅いだりすることができたとします。
そこで、
なるほど、これがリンゴというものなのか。
と五感を使って理解することができました。
しかし、この五感で分かったというのも曲者で、自分の体験のレベルの範囲を超えることはないんですね。
本当に食べても大丈夫なのか?毒はないだろうか?と思うと、いきなり噛り付いたりはできないかもですね。
このことの何が問題なのでしょう?
そうです、頭で理解するということと、実際に体感するということがつながっていないんです。
リンゴというものの説明を聞いて、その後リンゴを食べてみれば分かります。
ああ、この人が説明した通りだったってね。
だから百聞は一見にしかず、体験に勝るものなし、とよく言われるんですね。
もっとも、何が何でも体験重視ですよ?、って言ってるわけではないですよ。
自分の限られた人生の中で体験できることなんて、たかだか数十年なんですから。
そのかわり、僕らは想像力とイメージを駆使して、多くの先人の知恵や知識を学ぶことができます。
その時にも、言葉が重要な橋渡しになっていますよね。
頭で理解したことを、実際に体感で確認し、体感でつかんだものをさらに知識情報で肉づけする。
そうすると、バランスよく理解が深まるんじゃないでしょうか。
言葉による情報、イメージ、体感、これらをうまく繋げることでからだのこと、こころのこと、そして言葉の本来の力を理解したコミュニケーションもうまくできそうですね。
猫の穴の体験ワークショップ
しかしながら、ここまで書いてきてやっぱり思うのは体験って大事だなと。
この世界は、新しい体験をするための遊び場かもー!なんて思ってますしね。(笑)
からだ道場では、ちょっと面白い体験重視の個別ワークショップをやっています。
最先端音響振動エネルギーワークであるイーマサウンド・バイオチューニング体験会。
言葉とイメージと体感の三位一体を駆使してやってますよ!
あったかい温泉に入ってるイメージでと。
うーん、やっぱり体感は冷ゃっこいわ?