Column

「安心できるからだ」をとり戻す選択 —— ポリヴェーガル理論とイーマ・サウンドセラピーの関係
  • 2025/07/05
  • からだとこころ
(*このコラムは、2023年に書いた記事を、よりわかりやすく再編集しました)

「休んでも疲れが取れない」
「なんとなくずっと不安」
「頭が休まらない」

そんな悩みを抱えている方が、ここ数年とても増えています。
病院の検査では「異常なし」と言われても、体や気分がついてこない──

実はこれ、自律神経の働き方が関係していることがあるのです。

“安心できる神経”があった?──ポリヴェーガル理論より

従来、自律神経は
交感神経(戦う・逃げる)
副交感神経(休む・癒す)
の2つに分けられていました。

そこに新しい視点を加えたのが、神経科学者スティーブン・ポージェス博士による
「ポリヴェーガル理論」です。

この理論によると、副交感神経には実は2種類あるとされます。

背側迷走神経系:古いタイプで、極度のストレス時に「動けない」「うつ的になる」反応をもたらす

腹側迷走神経系:進化の中で得た“安心・つながり”をつかさどる新しい神経

この腹側迷走神経が健やかに働くと、呼吸が深くなり、消化も整い、
心が落ち着き、人とのつながりも自然に感じられるようになります。


不調の根っこは、「安心できない体」にある

情報過多、孤立感、リモートワーク、マスク生活──
ここ数年の社会状況は、私たちの神経系を緊張状態にさらし続けてきました。

その結果:

・慢性的な疲労
・眠りの浅さ
・理由のない不安感
・胃腸の不調や喉の詰まり感

などが、じわじわと現れてきているのです。

イーマ・サウンドセラピーと神経の深い関係

イーマ・サウンドセラピーは、
音と光と水の情報を使って肉体と目には見えないエネルギー体へアプローチするセラピーです。

特に重要なのが、チャクラ(エネルギーと情報の出入り口)のずれを整えること。
喉やお腹のチャクラは、ポリヴェーガル理論でいう腹側迷走神経と深く関わるポイントです。

セラピーのエネルギー調整でこの領域が整うと、

・呼吸がふか〜く楽になる
・胃腸が動き出す
・気持ちが落ち着く

──そんな、「あ、安心できる…」という体感を持たれる方が多くいらっしゃいます。

“わかる”より、“感じる”。それが癒しの入口

「理屈はわからないけど、なんか涙が出てきた」
「体の奥がふるえるような共鳴を感じた」
「自然と呼吸が深くなってリラックスできる」

そんなご感想を、初めてのセッション後にいただくことも少なくありません。

理屈でわかろうとしなくてもいい。
まずは、“感じた自分”を信じてみる。

それが、安心できる神経を取り戻す第一歩になるかもしれませんね。

こんな方に、ぜひ受けてみてほしい

・慢性的な疲労感が抜けない
・呼吸が浅く、いつも緊張している
・人とのつながりに距離を感じる
・理屈よりも“自分の感覚”に納得したい

からだ道場【猫の穴】では、
イーマ・サウンドセラピーを通して、
本来のあなたに戻る力をサポートしています。

本来のあなたの“いのちの響き”を取り戻すために——
編集者プロフィール
院長紹介
からだ道場【猫の穴】代表の稲田 泰弘 です。

どこに行っても「異常なし」と言われて、それでも体も心も、つらい日々が続いている──
「これ以上、誰に何をどう相談したらいいのか…」そんなふうに感じていませんか?

京都市にある『からだ道場 猫の穴』は、言葉にしづらい不調や、説明のつかないつらさを抱えているあなたに、じっくりと寄り添うためのセラピーサロンです。

医療や他の代替療法では届かなかった場所に、やさしく、でも確かに響いていく──
それが、私の目指す「調律」です。

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