Column

「“がんばれる人”ほど、なぜエネルギーが枯れていくのか?」
  • 2025/07/02
  • 健康論
朝起きても、疲れが抜けていない。

何をしてもだるくて、頭も体も重たい。
休んでも回復しない——そんな慢性疲労の感覚を抱えていませんか?

でも、あなたは決して怠けているわけではない。
むしろ、がんばりすぎてきたのかもしれません。

がんばれる人に共通する、ある傾向

人に頼らず、自分のことは自分でやる。
つらくても弱音を吐かず、まわりを気づかって笑顔でいる。

そんな「ちゃんとした私」であろうとする人ほど、
いつのまにか、からだの中の“エネルギーの貯金”を使い果たしてしまうことがあります。

あなたの中には、まだ走れる力が残っているように見えるかもしれません。
でも、それはアクセルを踏みながらガソリンが空に近い状態で走っているようなもの。
ぎりぎりで、なんとか前に進んでいるだけ。

生命力を削ってしまう“自己犠牲”

本当はしんどい。もう限界かもしれない。

だけど、まわりをがっかりさせたくない。
自分が止まったら、すべてが崩れてしまう気がする。

そう思うたびに、あなたは「命のエネルギー」を切り崩して使っているのです。

それは、誰かを助けたいとか、責任感からかもしれません。
けれど、もしその背景に「自分が我慢すればうまくいく」「私が頑張らなきゃ」という無意識の思いがあるとしたら、
それは“優しさ”ではなく、知らず知らずの“自己犠牲”かもしれません

慢性疲労の裏にある、心の構造

からだが疲れているとき、実はその奥には「心の疲れ」が潜んでいることがあります。

・気を張りつめて生きてきた緊張感
・誰にも言えなかった感情の蓄積
・「ちゃんとしていなきゃ」という刷り込み

これらは、すぐに自覚できるものではないかもしれません。
けれど、あなたの中の“エネルギーの蛇口”を少しずつ締めつけているのです。

気づけば、「休んでも疲れが取れない」という状態になっていく。

それが、慢性疲労の正体のひとつです。

エネルギーは、“がんばる”ことで回復しない

エネルギーは、努力や気合では生まれません。
それは、本来「自然と湧いてくるもの」です。

湧いてこないときは、
「湧かせる努力」よりも、「滞らせている何か」に目を向けることが必要です。

からだに刻まれた緊張。
心に封じ込めた感情。
もう必要のない、古い思い込み。

それらをゆるめ、手放していくことで、
エネルギーはゆっくりと“戻ってくる”のです。

「がんばれる」あなたが、救われるために

もしあなたが、今まで「がんばること」で乗り越えてきた人なら、
これからは「ゆるむこと」「委ねること」にも目を向けてみてほしいのです。

誰かの手を借りていい。
立ち止まっていい。
弱さを見せても、愛される存在であることに気づいていい。

からだ道場【猫の穴】のセラピーは、
あなたの生命力が自然と“戻ってくる”プロセスをサポートするためにあります。

からだを緩め、感情を解放し、音の周波数で神経系を再調律する。
「何もしない時間」の中で、あなたの奥に眠っていた“いのちの火”が、ふたたび灯るのを感じてください。



「この疲れには、きっと理由がある」
そう感じたあなたへ。

私たちがめざすのは、無理に変えることではなく、
本来のあなたの“いのちの流れ”を取り戻すこと。

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