
コラムColumn
- マイナス感情は、整う入口になる──怒りや不安の奥にある本当の反応
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- 2021/01/15
- こころと感情の整え方
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感情に振り回されて、疲れていませんか
「またイライラしてしまった」「どうしてこんなに不安になるんだろう」「わかってほしいだけなのに、うまく伝わらない」
頭では「気にしすぎ」とわかっていても、胸のざわつきや、身体の緊張は止まらない。
気づけば、この状態が長く続いている。
いつの間にか、それが“自分の性格”だと思ってしまうこともあります。
マイナス感情は、あなたが間違っている証ではない
怒り、依存、嫉妬、承認欲求。
それらは、できれば無くしたい感情かも。
でもそれがあるからといって、あなたがおかしいわけではありません。
その奥には、
愛されたい大切にされたいつながっていたい
という、とてもまっすぐな願いがあります。
マイナス感情は、自分を守ろうとした結果、強くなった反応。
ほんとうは敵ではなく、過剰に働いた防御なのかもしれません。
消そうとすると、強くなる
感情を無理に抑え込むと、神経はさらに緊張します。
実際、怒りや不安を強く感じているとき、呼吸が浅くなったり、胸や肩が固くなっていることがよくあります。
「こんな自分はダメだ」と自分を責めるほど、からだは力んで構え続けます。
だから必要なのは、消そうとすることではなく、整えることです。
神経がゆるむと、感情は静まる
マイナス感情のその奥には、ずっと言えなかった思いや、抱えたままの緊張があります。
そこに何かが隠れていることが多いのです。
あなたがそれに気づけたとき、張りつめていたものが、少しずつほどけていきます。
すると、怒りや不安の感情はまるで役目を終えたように静かになっていきます。
もちろん別人になるわけではありません。
ただ、張りつめていたものがほどけてゆるんでいくだけです。
感情は、なくさなくていい
マイナス感情というは、あなたを否定するためにあるのではなく、あなたが整う入口として、そこに現れているんです。
だから、なくそうとしなくていい。
まずは、「いま、私はこう感じている」と気づくことからはじめましょう。
そこから、こころもからだも、少しずつ整う準備をはじめていけますから。
編集者プロフィール

からだ道場【猫の穴】代表の
稲田 泰弘(いなだ やすひろ)です。
病院では「異常なし」と言われたけれど、
体や心のつらさが続いている。
その状態を、私は軽く扱いません。
からだ道場猫の穴では、
あなたの感覚を尊重します。
その上で、体と心の反応を一緒に確かめていきます。
このコラムは、
日々の現場や対話の中で感じてきたことを
ひとつの視点として綴っています。
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