コラムColumn
- 毎日どれくらい「重力」を感じているだろう?
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- 2014/12/01
- からだの使い方
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こんにちは、稲田です。
昨年のの12月に公開された『ゼロ・グラビティ』という映画を覚えていますか?
アルフォンソ・キュアロン監督作で、宇宙空間に投げ出された2人の登場人物だけで物語が進行する映画。
ライアン・ストーン博士役のサンドラ・ブロックが、スペースシャトルで同乗していたマット・コワルスキー役のジョージ・クルーニーの助けをかりながら、地球へ帰還するまでのハラハラどきどきするリアルな映像で話題となった映画でしたね。
原題は「Gravity グラビティ」
つまり重力ですね。
なのに、邦題ではなぜかゼロが前について「ゼロ・グラビティ」になっちゃいました。
たぶん、翻訳する人が、日本人には「重力」という言葉から連想するイメージが映画の内容にそぐわないと感じたと想像するのですが。。。
無重力、ゼロ・グラビティなら、なんとなく宇宙空間を連想しやすいですもんね。
でもこの映画、最後まで見た人にはわかると思うけど、間違いなく「重力」がテーマの映画だと思います。
映画の内容を書いちゃうとネタバレになるので、見てない方は是非ご鑑賞くださいね。^^
で、この重力についてですが
僕たちは地球上で暮らしている限り、何があっても無視できない大きな力ですね。
というか、ある意味重力があるから生きていけるとも言えます。
そしてまた反面、重力があるからさまざまな機能障害を受けることにもなります。
アイザック・ニュートンの万有引力の法則を持ち出すまでもなく、僕らは常に地球の中心に向けて引っぱられているんですよね。
だから重さというものが生じます。
この重さ、重力と闘おうとすればするほど、僕らの身体は疲労困憊してしまいます。
だって絶対に勝てない勝負をしているわけですから。
だったら勝負すること自体を止めてしまうというのはどうでしょう?
そこにある重さを心地よく感じるという方法はないでしょうか?
かつて野口体操創始者の野口三千三さんは「重さに貞く(きく)」という本の中でこんにゃくのようにゆらゆらと動く体操を紹介されていました。
野口体操 おもさに貞く
非常にユニークで、和のエクササイズとしてとてもすぐれていると思います。
フランクリンメソッド身体道場でも、機能改善に有効なさまざまなエクササイズを紹介しています。
今日お話しした、重力を感じるエクササイズもあり、とても簡単ですがやってみると地に足がつくグラウンディング感が得られます。
そして、姿勢が自然と整っているのも感じられるんです。
感じてわかるからだのしくみWSでは、そんなエクササイズをいくつかご紹介します。
バンドを使ったエクササイズの模様
色とりどりのバンドがいいね