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エンパワーメントを発揮できる在り方っていいね
  • 2015/03/10
  • コラム

エンパワーメント(Empowerment)という言葉を知っていますか?

エンパワーメント(湧活)とは、「権限委譲」「能力開花」と訳されることもあり、個人や人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることです。

また、

個人が自分自身の力で、問題や課題を解決していくことができる、社会的技術や能力を獲得することでもあります。

教育の本道は、本来このエンパワーメントにあるんじゃないかと僕は思っています。

つまり、魚を与えるのじゃなくて、魚の釣り方を教えるということですね。

先生とはあくまで、井戸の水を湧出させるための呼び水であって、一方的に与える立場や支配する側であってはなりません。

また、生徒のほうも、何でも先生に聞けば教えてもらえるという依存的な在り方ではいけませんね。

先生は、いかに生徒の感覚や気づきを引き出すか

生徒は、いかに自分自身と真剣に向き合い自立の道を歩めるか

もちろん、誰しも初学の頃は少しくらい依存的であっていいと思います。

それによって、安心感を得たりや興味が持続できたりするしね。

どちらかというと、教える側、先生の立ち位置の方が生徒の本来もっているすばらしい力を信じて引き出せるよう指導できているかが大切ですね。

かくいう僕も、まだまだですが。。(^_^;)

このエンパワーメントを意識して指導や臨床現場に当っていきたいと思います。

そして、お互いが自立していって、今度は相互依存できる関係に高めていけるといいですね。

ところで、最近読んだ本で、感銘を受けたもののひとつに『がんが自然に治る生き方』があるんです。

副題が、余命宣告から「劇的に寛解」に至った人たちが実践している9つのこと、とありますからよくあるノウハウ本かなと思ったんですが。

がんが自然に治る生き方——余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと



さにあらず、読み終えてこの本は僕らの生き方・在り方にとても大切なことを伝えているなと感じました。

著者はケリー・ターナー博士という腫瘍内科学の研究者です。

何年にも渡る「劇的に寛解」に至ったがん患者さんへの聞き取り調査や、世界中の実際の治療現場へのフィールドワークを通して、患者と治療者双方の協働作業によって、生きる力を自らの内から引き出した実例をわかりやすく伝えてくれています。

がんという病は、西洋医学だけではどうにもならない状況があることは多くの方がご存じだと思います。

西洋医学以外の治療法を選択することを決意したのち、奇跡的な治癒を果たしたがん患者が、どのようにして本来持っているすばらしい生きる力を湧き出させたか。

また、治療者というある意味で先生に当たる人が、どのようにエンパワーメントを湧出させるよう導いたかも参考になります。

この本の翻訳者自身も乳がんの4期と診断された経験があるからか、訳文がとてもこなれていてわかりやすいのもいいですね。

実際にがんを患っている方だけでなく、健康に意識を向けているすべての方のこころの持ち方にも大いに啓発される良本だと思いました。

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 自分のおてては自分で洗う
 これもエンパワーメントかにゃ?



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