Column

細胞は“音”で調和している? ——体の中のオーケストラとイーマサウンド
  • 2025/08/25
  • 音・エネルギー・イーマサウンド
「休んでも休んでも、疲れが抜けない」
「気持ちが沈んで、体が重たい」

病院で検査をしても異常はない。
それでも、どこか元気が戻らない。

そんなとき、多くの人は
「心の問題かな」
「年齢のせいかな」
と考えてしまいます。

けれど臨床を見ていると、
もう少し違うところで起きている感覚があります。

体の奥で、
調和が崩れているという感覚です。

体の中は、小さなオーケストラ

私たちの体は、約60兆個の細胞でできていると言われています。

その一つひとつが、
微細な振動を持ちながら活動しています。

心臓も
肝臓も
神経も

それぞれ固有のリズムを持って働いています。

まるで体の中で
小さな楽器たちが演奏しているようなものです。

健康なとき、
それらは自然に調和しています。

ところが、

疲労
ストレス
不安
慢性的な緊張

そういった状態が続くと
そのリズムが少しずつ乱れていくことがあります。

体が重い。
気持ちが沈む。
眠れない。

そんなとき、体の中では
この“オーケストラの調律”が
ちょっとズレてきていることがあるのです。

音による調律という方法

からだ道場【猫の穴】で行っている
イーマ・サウンドセラピーは、
このからだの調律に音の共鳴を使う方法です。

臓器や身体の働きに対応した周波数を、
人間が聞き取れるように変換した特別な音で、
体全体に響かせます。

耳で聞くというよりも、体で浴びる音です。

すると、
調律のずれた楽器に正しい音を与えたときのように
音によって体が共鳴し始めるのです。

音が届いたときに起こったこと

以前、親子で猫の穴に来られたクライアントさんがいました。

息子さんは、強い抑うつ状態が続き、
ほとんど言葉も出ないほどに疲れきっておられました。

その日は息子さんとは
さほど会話をしたわけでもありません。

ただ横になってセラピーを受け、
イーマサウンドの音を浴びてもらいました。

そのセッションが終わったあと、
彼はぽつりと、こう言いました。

「今朝からずっとあった不安が今、消えてます」

私のほうからは、何か説明したわけでもありません。

それでも音が体に届いたとき、
体の奥のほうで
何かが変わることがあるのです。

言葉の届かない場所に届くもの

もちろん、
言葉で気持ちを整理することは大切です。

心理セラピーが力を発揮する場面もたくさんあります。

けれど、
人が本当に疲れているときというのは、
言葉を探す力すら残っていないことがあります。

そんなとき、
体に音を響かせるだけで変化が起こることがあるのは
一つの希望になります。

それは、
体がもともと持っている
バランスの取れた状態へと戻ろうとする力
動き出すからかもしれません。

体のオーケストラが整うとき

体は、無理に変えようとしなくても
共鳴の原理に則った「調律」のきっかけがあれば
自然に整い始めることがあります。

疲れが抜ける。
呼吸が深くなる。
気持ちが軽くなる。

そんな変化は、
体の中の小さなオーケストラが
もう一度
調和を思い出し始めたサインなのかもしれません。

興味があれば、音の調律については、
イーマ・サウンドセラピーのページで詳しく説明しています。
編集者プロフィール
からだ道場【猫の穴】代表の
稲田 泰弘(いなだ やすひろ)です。

病院では「異常なし」と言われたけれど、
体や心のつらさが続いている。
その状態を、私は軽く扱いません。

からだ道場猫の穴では、
あなたの感覚を尊重します。
その上で、体と心の反応を一緒に確かめていきます。

このコラムは、
日々の現場や対話の中で感じてきたことを
ひとつの視点として綴っています。

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