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オープンかクローズかそれが問題だー
  • 2013/06/19
  • イメージとからだ

こんにちは、稲田です。

運動連鎖のことをキネティックチェーンといいますね。

これには2つのパターンがあります。

オープンかクローズかですね。

そうそう、開けるか閉めるか、開けたら閉めると、ってそういうことじゃないですね。(^_^;)

オープンチェーンは、脚を床から上げてスイングするときの動きのように、末端が固定されていない場合の運動連鎖のことです。

逆に、両脚が床についていて屈伸運動するような場合は、末端が固定されているのでクローズチェーンとなります。

骨盤の腸骨と仙骨は、仙腸関節でつながっていますが、実際はどっちが動いていてどっちが動いていないのかって思ったことないでしょうか?

仙腸関節なのか、腸仙関節なのかどっちなんだろうと。

実は、このことがオープンチェーンとクローズチェーンに関係してくるんですわ。(・ω・)/

オープンかクローズかそれが問題だー

両脚が床についている場合は、空間を動くのは仙骨で腸骨(寛骨)はそれに対してカウンターローテーションの動きをしています。

脚を上げると、こんどは腸骨が動く骨で、仙骨はそれに対してカウンターローテーションしているんですね。

ですから、床につけたクローズチェーンの場合は仙腸アクション、床から上げたオープンチェーンの場合は腸仙アクションということができます。

トレーニングなどで、運動連鎖(キネティックチェーン)の解説をよむと、筋連結による使い方の違いというお話が多いです。

でも、骨の動きからみても安定するポイントと動くポイントが逆になっていきます。

このことから、ボーンリズムであるカウンターローテーションの動きも変わっていくんですね。

編集者プロフィール
院長紹介
からだ道場【猫の穴】代表の稲田 泰弘 です。

どこに行っても「異常なし」と言われて、それでも体も心も、つらい日々が続いている──
「これ以上、誰に何をどう相談したらいいのか…」そんなふうに感じていませんか?

京都市にある『からだ道場 猫の穴』は、言葉にしづらい不調や、説明のつかないつらさを抱えているあなたに、じっくりと寄り添うためのセラピーサロンです。

医療や他の代替療法では届かなかった場所に、やさしく、でも確かに響いていく──
それが、私の目指す「調律」です。

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